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あるがままということ

  • kisuke1965
  • 2023年5月27日
  • 読了時間: 3分

初代講頭座談会 2002年5月13日


質問者 あるがままということは、無作三身(むさのさんじん)ということになりましたかね。


そう。無作三身。あるがままということは無作三身。本法。すなわち本法と言ったならば南無妙法蓮華経。そして上行菩薩が本法所持の人。南無妙法蓮華経の所持の人。だから本法の体とは所詮南無妙法蓮華経これなり。あるいは御義口伝に、常の字は三世の不軽のことなり。不軽とは一切衆生の内証。所有の三仏性を指すなり。仏性とは法性なり。法性とは妙法蓮華経なり。あるいは本法の所在云々ということは、どこにあるか言ったならば、大宇宙法界。あるがまま。無作三身。本法不思議の体。迷いも悟りもない。衆生も仏もない。成仏もない。末法それぞれが当位当位のままであるのを本法の体というのであって、法界は寂光土であるから十界の衆生はことごとく諸法実相の仏であるなれば一仏出現しないのである。これを本法不思議の体といい、万法本有というもんだ。これが現在は末法無仏の時代である。こういうふうに言われている。これは御義口伝、あるいは御講聴聞集(聞書?)。だからあるがままの体ということをやかましく言ってますけど、今僕が読んでるのは皆さん方の手元に行くはずです。もうすぐきます。次の寺報にそのまま載りますから。最近、寺報はこういう難しいことが載りますから。うんと嬉しいろう。

ウフフフフ(一同笑い)


ちなみに2002年6月号の寺報から。一部紹介。

私たちは、当宗の覚醒のために、宗旨をもう一度尋ねる事から始めようとしました。

目に見える所を根本として、実証を示せ、現証が根本であるとする主張に対して、信仰の真実は目に見えない己心の範疇にある、員数を誇るよりは、順逆共の成道をと主張しました。

すると阿部宗門側から反論と云うよりは誹謗そのものというような文章が数年にわたって掲載されました。

とくに不軽菩薩は大嫌いというような感じであります。たしかに不軽菩薩を手本にした生き方は、慈悲の行で有りますから、毎日毎日自己嫌悪に陥るかもしれません。

~中略~

先程の御文(注:御義口伝)に「自他の隔意を立てて、彼は上慢の四衆、我は不軽と云ふ。不軽は善人、上慢は悪人と、善悪を立つるは無明なり。」と、人を善悪で分けて考えるのは迷いであると説かれています。

あの人は邪宗

あの人は宗門側

あの人は創価学会

あの人は顕正会

私は・・・・

「自分だけが正しくて他人は誤っているとするのも迷い」

この教えは私たちに何を示そうとしているのでしょう?

信仰とはどこまで行っても自分の問題であって、他人の問題ではないという事なのであります。

人生とは自分の人生であって、他の何物でもない、たった一度きりと思い切って、心豊かにくらせていますかと言う事なのであります。

宗祖は「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思ひ合はせて、南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」と説かれています。

~中略~

楽もあれば苦もある、「苦楽ともに思い合わせて」あらゆる存在を礼拝していける「そのような生き方をしようよ」と言うのが不軽の行なのであります。


 
 
 

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