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安楽死

インターネット記事に難病の日本人女性が安楽死とあった。テレビのNHKスペシャルでも放送したとのこと。見てみた。

神経の難病で、「このままではいずれ身体の自由が利かなくなる。おむつを替えてもらってもありがとうとさえ言えなくなる」と。

身体が苦しい以外にも人の手を借りないと生きていけない辛さというのもあるのでしょう。自身の父はガンで死にました。さすがに最後のほうは身体を思うように動かせなくてイライラもしていましたが。また、祖母は100歳を超えましたが、最後は何か月もベッドの上で寝たきり状態。どちらが好みかと問われれば、父のほうですかね。

病気でなくてもヨボヨボになって要介護になれば、自分で身の回りのこともできない。最後は寝たきり状態が続いて。。真っ平御免だと思うわけです。

かといって安楽死は。。自殺ですよね。正確には自殺ほう助だそうです。認めるべきか否か。

白米一俵御書に「いのちと申す物は一切の財の中に第一の財なり」とあります。これを手放すことがいいことなのかどうか。医療が発達して、治せないけれども生きながらえさせることが可能になったことによる矛盾。

もちろん同じ病気でも延命措置を受ける人もいます。動くこともしゃべることも困難で喉に穴をあけタンを吸引してもらう。桜を見て涙する。何を思うのか。

一方で残された姉妹で桜を見る。何を思うのか。。

自殺は許されないことだと思いつつ安楽死は。。認めてもいいのかなと思う自分がいる。

法華経はしからず・月こそ心よ・花こそ心よと申す法門なり

此れをもつてしろしめせ、白米は白米にはあらず・すなはち命なり

命と寿命は別物かもしれません。長い短いではなく、これ以上頑張れないと、精一杯生きた証として安楽死はあるのではないでしょうか。(こうなると自殺も認めなければならなくなりますが。。後片付けする人のことを考えると。。。)

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