top of page
検索

一期一会

  • kisuke1965
  • 2022年4月2日
  • 読了時間: 7分

初代講頭座談会 2002年4月11日


この一期一会。この思いを持ってお互いに仏法を論じおうていくんですよ。また誰か来てるわなっちゅうような浅い考えじゃなしに、もう二度と聞くことができないというふうな思いを持って聞くんですよ。そしてまた、ご自分のご信心というものが色増してきたならば、同(おんな)しこと言ってるようですけども、全く違ったこと言ってますから。それが分かります。そして、同(おんな)しこと言ってると思うのであれば自分の信心は停滞しています。必ず。その中にあるものは違うものがあります。それが取れるか取れないかはご自分のご信心の有り様です。そういうことをよう考えられて、この「一期一会」。もう二度と会うことはない。こういうふうな思いを持って。このご信心の話は聞かなくちゃいかん。こういうふうに仰ってます。そういうわけですので。ひとつそのことをよく心得られましてね、今日の話をしていく。十(とう)しゃべればひとつ実行ができるか。二十しゃべればふたつ実行できるか。実行するところが大事なことで。だから実行できなけりゃ、なんぼええ話であっても現証としては出て参りません。実行するから出よります。そういうことを頭において。あの、私たちは理屈でやっとんじゃないんですから。実際において行動を取っていくから、はっきりと妙法の凄さが分かりよるわけですから。その点をよく一つ理解されて。今日の話が。同(おんな)し話、しますけども。全く違った意味合いに取れると思います。そういうことで会が始まる前に硬い話をしましたけども、あとは、ひとつねえ。お互いが言いたい放題のことを言って構いませんから。そうでなかったら本当のことが掴めませんから。


世間の法と仏法の立て分けについて。←質問者


立て分け?だからねえ、あの、立て分けは言葉でいったなら、出世間が仏法。世間を出るというのが仏法。そして世間は、要するに私達の生活の有り様。これが世間と仏法とのあれですかね。だから僧侶のことを出世間とこういうふうに世を出た人と。ここは普通そういうふうな話をしますけども。それじゃあ私達自体が仏法と世法というものを立て分けするのか。しません。ただ仏法を論ずる時においては立て分けをします。それは論ずる時の話。行動としては日常の生活ですから。もちろんお寺にお参りに行くということなんかは、これは日常の仏道修行の姿ですから。それは立て分け。これはこうでございますというふうなもんじゃない。だから金光明経という経文にあるとおりに、世間の法もまたこれ仏法かというふうに言われてみたり。あるいは諸法実相。すなわち、これ世間の法です。こういうふうな言葉を使われたり。それから大聖人ご自身も、世間の法はまたこれ仏法なり。と、こういうふうなお言葉を使っていらっしゃる。で、寛尊がこういうふうなお言葉をどういうふうにおっしゃるかといったならば、仏法をよく知る者は世間のこともまたよく知っておる。こういうふうな言葉を使われる。だから仏法が分かれば分かるほどに世間の法が長(た)けてくるわけだ。言い換えれば。これを今度噛み砕いて言ったらね。昔、僕が聞いた話をしますけどもね。本当にね。自分自体がね。仕事の上においてね。人さんを指導するとかね。それからねえ。人を指導するとかおこがましいですけども。なにかお役に立つとかね。そりゃ自分自体で仕事をしているとかね。いう場合においてはね。仏法のことを、よーく知ることだ。仏法を。このね。御本尊様を持(たも)っていくね。この法の有り様を、きちーっと掴んでしまうことだ。そしたなればね。それはね。見事にね。自分の会社をね。経営していくところの知恵というものができてるわけだ。もし、宮仕え。すなわち会社に勤めとって、そして人を指導するとか。立場に立つんだったら。そういう気持ちがある人は、この御本尊の有り様。すなわち大聖人のお言葉をきちーっとマスターする。そしてそのまま今度は自分の仕事に出していく。そうしたならば人が分からんようなことだって、ぐんぐんぐんぐん違ったものが出てくる。そうしたらその人は、勢い、素晴らしい人に見えてくる。

だからね。例えばね。あのー。まあ、僕。自分のことを話したらおかしいけどもね。私はこんな状態で、何も先は見えないよ。先は見えないけども、大聖人の御文というものをマスターして。ね。自分の考え入れんと。大聖人の御文だけで動いてきた。今まで。ここはこうしたらええと思うても、いや、大聖人様のお言葉で見たときには、こういうふうなもんじゃないと思(おも)たら、自分でとどまった。そしてそれがね。あのー。やってきたことによってね。ある日、思いもかけん、ある大きな会社の社長から、〇〇君は目先が見えるんだなーって。どこでそういうふうな知恵を得てるのかしらないけども。我々仲間が集まった時に、びっくりしたよって(話をした)。本当にね。バブル崩壊が目の前に来てるっちゅうことを知っとったんだな。君は、って。

知らないんだ。そんなもの。何も知らない。知らないんだけども、こっちは手ー打ってるわけだ。それはどうしてるか。人さんが話をしてくるわけだ。そうするとこちらは諸天善神の声と思(おも)うて聞いてるわけだ。ええですか。諸天善神の声として取ってるちうのが仏法でしょ。人が言ってるというのは世法でしょ。諸天善神の声と取ってるのが仏法でしょ。そうす(る)と、これはこうなる、ああなる、これから先はこうなっていくぞっ、という話をしよるとじーっとしてる。それはあくまでも考えなん。その人の。考えで。噂話をやってる。ところが事実において。ひとつひとつが、その、仕事の上に。事実出てき始めてきた時に、人の言うことと符合してくる。これ知恵なん。そういうふうな知恵ちうのも、自分が考えてできるもんじゃない。ねえ。全部、諸天の声。あるいは、諸天が守っておこ(う)というふうに、自分が捉えた時に、これができるわけだ。これが仏法なんだ。だから仏法によって、きちっとね。ある程度、自分を守るちうことができるちう話を、よく僕が言うけども。それは自分自体が信心の上に立ってよく見た時に、世間の法もまた仏法かというのはこういうことなんだ。だから本当の信心に立てるちうことは、どういうことかいうたら、自分が世間の法によりビシーっと立ってる。だから世間の法がグラグラになっとって、信心だ信心だ、とかインチキだ。こんな信心ない。どこにも。本当の信心だというんやったらグラグラしやせん。行き詰(づ)んでしまったら行き詰(づ)んでしまったで自分の道をパーンっと開く。これが信心だ。どっかええとこない(や)ろか、どっかに道はありゃせん(や)ろか、探し回ってもそんなの信(心)じゃない。ええかね。そんなの信じゃないぞね。本当、あの注意しとってちょうだい。こんなこと。行き詰(づ)んでしまったら、どっかにええ道はないろか、どっかにもっとええとこはないろか、なんとかうまい具合いく方法ないか。そんなこと言ったってだめだよ。そんなの信じゃないよ。本当の信心ってえのは、行き詰(づ)んだときにどう道を開くかという。たったそれだけで。真っ向から。仁王立ちに立ってね。それを阻止しようと。こう手を広げて。阻止しようと。さあ、ぶつかってこいと。こういうふうな思いを持ってやった時に諸天善神が働く。諸天が働くとはこういうときじゃなきゃ働かんのだよ。だから大聖人様のご一生見てご覧なさい。諸天善神が働いているとき中途半端な時に働いてる?命を取られるか取られんか。ねえ。あるいは身に危害を加えられるか加えられんか。食べることができなくなるか。どうなるか。餓死するのか。いうふうな土壇場土壇場に現証が出とんのと違うの?ようく見てごらん。ねえ。そうですよ。だからね。生半可の時にはね現証は出やせんのだよ。現証がピシーっと出るときはね、その本人がね。食うか食われるかでね。なった時にね。あくまでも法を信じきれてね。南無妙法蓮華経と前向いて、突き進んでいく人に現証が出るんだよ。不可能なことだって現証が出るんだよ。これ不可能だと思うことだって可能になって現証が出るんだよ。そういうことを体験せないかん。

ところがね。仲のええ人がおって。怖いことにね。(皆さん)仲がええでしょ。仲がええことによって信心が分からなくなるの。破ってしまうの法を。なあなあなあ式にいくの。信心らしきことを言って信心じゃなくなっていくの。だから大聖人様注意されているの。親しみにより破るべし。妥協するの。法というものは妥協はないの。~以下略

 
 
 

最新記事

すべて表示
喜びというもの

2002年3月12日 初代講頭座談会より ​ 喜びというものがあなたにあったなれば、そこにはいつも感謝の気持が湧くろう。親に対して。その感謝の気持が働いてるときには大聖人の加護はある。あなたに不平があり不満がありして、信心の話をやったち、何一つ、それはオカルトぢゃ。御本尊の...

 
 
 
求道心

2009年2月24日 初代講頭座談会より ​ それぞれのいままでの御信心の上においての確認しおうてみよう。御信心どういうふうに捉えてどういうふうな感覚でいままで御信心してきたか。お互いがまた確認しおうて反省しおうてみたならばね、また一つ一段と違ったね御信心ができるんじゃない...

 
 
 
信仰とはいったい何だろうか

2006年1月19日 初代講頭座談会より ​ 恐ろしいもんでね。国会喚問のねえ、態度見よってね。学会員と違う、これっちうてね。学会員やった。金剛会の連中なの。金剛会はやめて、名前変えちゅうの。池田大作さんとああいう連中と問答(対談?)もの、持っちうの。ああいうの、ほら、儲か...

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
  • RSS Classic
bottom of page